「病院では見られなかった、
利用者さんの『生活』に関われる喜び」

プロフィール
大学病院の救命救急センターで4年間勤務。夜勤や不規則な勤務に疲弊し、「もっと一人ひとりの患者さんに向き合いたい」という思いから訪問看護へ転身。現在は正社員として、在宅での医療処置や終末期ケアに携わっている。
救命救急から訪問看護へ。なぜ転身したのですか?
救命救急は、まさに「命を救う最前線」でした。一刻を争う現場で、緊張感とやりがいを感じていました。でも、患者さんが回復して退院していく時、「この人はこれからどんな生活を送るんだろう」と考えることが増えたんです。
病院では「治すこと」が最優先。でも、退院後の生活まで見据えたケアができていないことに、もどかしさを感じていました。そんな時、先輩から「訪問看護は、患者さんの生活そのものに関われる仕事だよ」と聞いて、興味を持ちました。
また、夜勤や不規則な勤務で体調を崩すことも増えていました。「このまま続けられるだろうか」という不安もあり、働き方を見直したいと思ったのもきっかけです。
訪問看護で印象に残っているエピソードは?
入社して半年ほど経った頃、末期がんの70代男性を担当しました。病院では「もう治療法がない」と言われ、自宅で最期を迎えることを選ばれた方でした。
最初は痛みのコントロールがうまくいかず、ご本人もご家族も不安でいっぱいでした。でも、毎日訪問して痛みの状態を細かく確認し、医師と連携しながら薬の調整を続けた結果、痛みが和らぎ、穏やかな時間を過ごせるようになったんです。
ある日、その方が「佐々木さんが来てくれるから、安心して家にいられる。ありがとう」と言ってくださいました。その数日後、ご家族に見守られながら静かに旅立たれました。
後日、ご家族から「最期まで自宅で過ごせて、本人も幸せだったと思います」と感謝の言葉をいただきました。救命救急では「命を救う」ことが使命でしたが、訪問看護では「その人らしい最期を支える」ことも大切な役割なんだと実感しました。
男性看護師として、訪問看護で働くことについて
正直、最初は「訪問看護は女性が多いイメージだけど、男性でも大丈夫かな」と不安でした。でも、実際に働いてみると、男性看護師ならではの強みもあると感じています。
例えば、体格の大きい利用者さんの移乗介助や、重い医療機器の運搬など、力仕事が必要な場面では頼りにされることが多いです。また、男性の利用者さんからは「同性だから話しやすい」と言ってもらえることもあります。
もちろん、性別に関係なく「看護師としてのスキル」が一番大事です。でも、多様なスタッフがいることで、利用者さんにとっても選択肢が広がるのではないかと思います。
ケア・プランニングには男性スタッフも複数いて、働きやすい環境です。男性看護師の方も、ぜひ訪問看護にチャレンジしてほしいです。
これから応募を考えている方へメッセージ
訪問看護は、病院とは違う「看護の深さ」があります。利用者さんの生活に入り込み、その人らしさを尊重しながらケアを提供する。それは、病院では味わえない喜びです。
もし「病院の忙しさに疲れた」「もっと一人ひとりに向き合いたい」と感じているなら、訪問看護はぴったりだと思います。夜勤がないので、生活リズムも整いやすいです。
ケア・プランニングは、チーム制でサポート体制がしっかりしています。困った時はすぐに相談できるので、一人で抱え込むことはありません。ぜひ一度、見学に来てみてください。きっと「ここで働きたい」と思えるはずです。
